お知らせ
第10回 防災運動会 in 飯塚市
石川県の地震がが発生してから1か月半が経とうとしております。
被災された方々には心からお見舞い申し上げるとともに復興に尽力されている皆様には安全に
留意されご活躍されることをお祈りいたします。
茜会として、福岡県DWAT(災害派遣福祉チーム)に所属しておりまして、現在のところ派遣要請はありませんでしたが
今後要請がありましたら微力ながら出来ることがあればと思います。
話は変わりますが、
1月21日(日曜日)、「第10回防災運動会」が穂波交流センターで行われました。
茜会からは、GHのご利用者様、施設長、サービス管理責任者が参加してきました。
毎年飯塚市様で防災運動会を実施してくださるのですが、結構学ぶことが多いイベントで御座います。
というのも参加者の方には、様々な障がいを抱える方々、ボランティア団体関係者などが120名ほどいらっしゃいまして言葉だけではなく、手話やボディーランゲージで有事を伝える事や、はじめてその場で出会った方とのバケツリレーなど行うのですが、練習を通して感じたことは「様々な方々が地域で暮らされている事を理解しておくこと」ではなかと思います。
印象的だった話がありまして、全盲の男性が実際に災害で避難された話をして下さいました。大雨が降り続き、自宅から近くの避難所に避難された時の様子で「初めての場所で、いろんな人がいてトイレの場所も分からない、多くの人々がそこにいて眠れなかった」との話でした。
この話が非常に印象的であったのは、当たり前かもしれませんが避難される方は健常者の方だけではない事、大人だけではない事、また受け入れて下さる方々も配慮が難しいのではないかと感じました。
現在、茜会では災害時に避難される方を受け入れる機能として「福祉避難所」としての役割があります。逆に法人が被災した際には状況によっては全員避難の可能性もあります。よって「災害時における事業継続計画(BCP)」、「感染症発生時における業務継続計画(BCP)」を作成しております。一般的には聞きなれない言葉ですが、BCP(業務継続計画)というものが全法人にありまして、簡単に言いますと、「どんな被害状況でも被害を最小限に抑え、事業の復旧や継続を図る為の計画」です。話すと長くなりますので(https://www.mhlw.go.jp/content/000749543.pdf)を参照ください。
色々と書きましたが、何事も起こらないのが一番ですが、今年は施設から地域の避難所への避難についての実施訓練を行って行きます。有事のシュミレーションを行う事で被害を最小限に抑え、なるべく安全・安心に配慮できるよう職員一同経験を重ねていこうと考えております。
ご利用者、ご家族様の安全や働いてくれている職員、その家族様も含めて法人として安心していける環境をこれからもつくっていきます。
災害運動会! 学ぶこと、考えさせられる事が沢山ありますね! 来年も参加していきたいと思います。